ダーツ発祥の地はイギリス。
1455年に起こったバラ戦争という戦いの中、ダーツは生まれました。
とは言っても、はっきりとした起源が分かっておらず、諸説あるそうなんですが…
初めのうちはワイン樽の底を的に、戦争で使う弓矢の矢を投げて遊んでいましたが、
大きな木の輪切りを的に使うようになってきました。
木には年輪があるので、それを利用して採点方法も徐々に決まってきて「的のどこを狙う」という狙いを定める面白さも深まってきました。
また、木は使い込んでいくと亀裂が入ってくるので、採点や標的も複雑になり、現代のダーツに近づいていく、というわけです。
戦場へ行っていた兵士たちが戦地から帰り、
パブにボードを持ち込んで遊びの続きをやり始めた、というところから
ダーツとお酒の関係もできあがったようです。
1896年にはイギリスのブライアン・ガムリンという人が現代に通じるダーツボードとルールの基礎を整えました。
イギリスから始まったダーツの歴史。
世界大会(オールロンドン・トーナメント)も第一次世界大戦前ごろから行われ、
第二次世界大戦の戦時中は行われなかったものの、戦後はもう一度行われるようになり、そこからは一般的に手軽に楽しめるゲームとして人気を得ていきました。
日本では、1975年にダーツ協会が生まれました。
近年の日本のダーツブームは、ソフトダーツの登場したことによって、気軽にダーツが始められるようになったことに理由がありそうです。
ソフトダーツが何たるかについては、ボードの種類1.ソフトダーツ」で説明しましょう。
ちなみに、ドラマ「プライド」でキムタクがダーツをやっていた、というのがダーツブームのきっかけの一つにもなってるみたいですね。
いつだったか、キムタクがドラマでパタゴニアの黄みどり色のダウンジャケットを着ていて、
その冬にはそれを着て街を歩く人を良く見かけるようになった、という記憶があります。
キムタクのパワーはまだまだ強いんだな…
でもダーツ面白いから、きっかけはどうあれダーツ人口が増えるのはいいことですよね! |